液状の物体

ああそうか学会の池田超大作先生は実は液状の物体だった。
「ガンバレ!ガンバルんだ液状の物体!」
隣でふらふらの(しかしより固体に近い)高齢者が言った。
「いや私はかれにがんばってほしくないな」
とカチカチの(しかしより気体に近い)警察官は言った。
「そんなことを言ったって仕方ないじゃないか」
口をつんと尖らせてでてきたのは僕の父親だった。
彼はオカマで、液状の物体が大嫌いだという。
「蒸発させてやる!」
が彼の口癖だった。
僕の母も昔はよく蒸発させられたものだ。
あれ?僕の母って池田超大作先生?