[告知]展覧会:外島貴幸キュレーション 「ヌケガラ(OFF)とマトイ(ON)〈正体を隠すこと(ON)とそれを脱ぎ捨てること(OFF)の、あいだにあるものを教えなさい〉」
10月16日より、TALION GALLERYにて、私の企画した展覧会が開催されます!
https://taliongallery.com/jp/upcoming/
外島貴幸キュレーション
「ヌケガラ(OFF)とマトイ(ON)〈正体を隠すこと(ON)とそれを脱ぎ捨てること(OFF)の、あいだにあるものを教えなさい〉」
参加作家:O,1、2人(外島貴幸+吉田正幸)、木下令子、小宮りさ麻吏奈、関真奈美、鄭梨愛、辻可愛、ミルク倉庫+ココナッツ、ほか
会期:2021年10月16日 (土) -11月14日(日)11:00-19:00 月火祝 休廊
https://taliongallery.com/jp/press/72CAP.pdf
今回の展示では、コンセプトというよりも、より指示的な「お題」が与えられ、参加作家は作品のかたちでそれに答えていくという(大喜利のような?)展覧会になっています。上記の展覧会名が、その「お題」でもあります。こんな時代ですが、是非お越しください。
[告知]「第十三回恵比寿映像祭」にて、作品が上映されます。
東京都写真美術館で開催される「第十三回恵比寿映像祭」の上映プログラムにて、私の映像作品(アニメ+テクスト)「術語」が上映されます。
この作品は2015年の「無条件修復展」(milkyeast)、17年の「いっちふいっち」(野方の空白)でも展示したものです。(今回少しだけ変更しましたが)
映像祭自体は2月5日~21日の期間ですが、私の作品が上映されるのは「揺動PROJECTS」の上映プログラムである2月7日(日)と、13日(土)になります。
大変な時期ですので、ご無理のない範囲で、是非ご覧下さい!
-------------------
揺動PROJECTS: Retouch Me Not[日本現代作家特集]
2020年3月緊急事態宣言中に開催したオンライン映像祭「Films From Nowhere」に続き、映像作家・佐々木友輔、荒木悠の2名がプログラマーを務める「揺動PROJECTS」の第2弾。今回は他者の身体、とりわけ「顔」の倫理について、不断の思考を促す8名の作家による作品が集められた。既に評価の高い作品と並んで、今回のために制作された新作を、新しい切り口で紹介する。
日時:
2月7日(日)15:00-
2月13日(土)15:00-
会場:東京都写真美術館1Fホール
入場:各回¥550(前売)|¥1,100(当日)
※詳細は「チケット」欄をご覧ください。
荒木悠 / 内山もにか / 釘宮由衣 / 現時点プロジェクト / 佐々木友輔 / 外島貴幸 / 百瀬文 / 門眞妙
-------------------
『原稿集 第三号|悪い冗談』( 発行:蜘蛛と箒)に小説を寄稿しました。
『原稿集 第三号|悪い冗談』という美術家による文芸誌に、「シュレーディンガーの犬猫病院」という短編小説を寄稿させていただきました。
一般書店では扱っていませんので、こちらのサイトからご購入ください。
他の美術家=執筆者の方の作品もお勧めです。
--------------------------
『原稿集 第三号|悪い冗談』 発行:蜘蛛と箒 ●外島貴幸 「シュレーディンガーの犬猫病院」 ●千葉正也 「この宇宙って浅くて横にクソ広いのかなぁ?(「東京ってもうダメなのかなぁ?」の言い方で) 」 ●関真奈美 「確認・合言葉・N7ytsW4A」 ●遠藤麻衣 「毛むくじゃらの山」 A4サイズ全22ページ 2020年10月3日発売 600円(税込) ※販売は国内のみとなります。 ※最大7営業日以内に発送できる商品です。 美術系文芸誌『原稿集 第三号|悪い冗談』を発行。 原稿集第三号では、これまでになくシュールでフィクション性が高く、黒いユーモア(?!)が満載のテキストたちを掲載しています。まさに「悪い冗談」。
--------------------------
『原稿集 第三号|悪い冗談』( 発行:蜘蛛と箒)に小説を寄稿しました。
『原稿集 第三号|悪い冗談』という美術家による文芸誌に、「シュレーディンガーの犬猫病院」という短編小説を寄稿させていただきました。
一般書店では扱っていませんので、こちらのサイトからご購入ください。
他の美術家=執筆者の方の作品もお勧めです。
『原稿集 第三号|悪い冗談』 発行:蜘蛛と箒 ●外島貴幸 「シュレーディンガーの犬猫病院」 ●千葉正也 「この宇宙って浅くて横にクソ広いのかなぁ?(「東京ってもうダメなのかなぁ?」の言い方で) 」 ●関真奈美 「確認・合言葉・N7ytsW4A」 ●遠藤麻衣 「毛むくじゃらの山」 A4サイズ全22ページ 2020年10月3日発売 600円(税込) ※販売は国内のみとなります。 ※最大7営業日以内に発送できる商品です。 美術系文芸誌『原稿集 第三号|悪い冗談』を発行。 原稿集第三号では、これまでになくシュールでフィクション性が高く、黒いユーモア(?!)が満載のテキストたちを掲載しています。まさに「悪い冗談」。
O,1、2人(外島 貴幸+吉田 正幸)《フロムカトリ》告知

『現代思想 特集:反出生主義を考える』、古怒田望人「トランスジェンダーの未来=ユートピア 生殖規範そして「未来」の否定に抗して」
『現代思想』11月号の「反出生主義を考える」。古怒田望人さんの「トランスジェンダーの未来=ユートピア」、素晴らしかった。新しい関係性の観点からトランスの可能性(未来)を描きなおす試み。冒頭では「女性=出産」、あるいは「父=男性」「母=女性」というジェンダー規範に対する批判、また性同一性障害特例法が何を排除しているのか、という問題が論じられる。
「子ども」を巡って(いわば近代国家的な子ども像を巡って)エーデルマンを批判的に参照しつつ、実際のトランス男性やFTXの方の「生殖」を新たな生殖のあり方(「未完了」であるような未来のあり方)として呈示している。
「現在」にのみ根ざしたエーデルマン的なクィア像ではなく、ムニョス、そしてレヴィナスのブロッホ読解を通して歴史に抗する「未来」としてのクィア像。
個人的な話だが、私は大分前にフーコーの「同性愛と生存の美学」という後期のインタビュー集を読んだ際に、そこで語られている「新たな関係性」に深く共感して励まされたのだけど、あくまでその時フーコーは「同性愛」の可能性としてそれを論じていたことにちょっと不足を感じていた。*1
「ゲイのステレオタイプ」に対する(いわば別の制度に絡めとられてしまうことへの)批判、それとは逸脱した「斜めの関係性」など、同性愛以外においても問題として普遍化できるとも思っていたのだけど。
この論文ではトランスの問題を通して、そうした普遍化がなされている。従来語られていなかった文脈から、生殖の問題系やクイアセオリーの知見を加えつつ「自己と疎遠な人間主体」を新たに描き直すことによって、「別の関係性」に対する理念、まさに未来が語られていると言えるだろう。
良い意味で「反出生主義」(特にベネター的な反出生主義)からは見えなくなってしまう視点からの論考なので、読者的には特集の文脈にフレーミングされてしまうかもしれないけど、そこを越えて生殖、ジェンダー論に関心のある方にはご一読を薦めたい。
また、この論文では前述のFtXの方との「出会い」からその生き方への記述、論旨への組み込みがあるのだけれど、(私は論文の作法にはあまり詳しくないのだが)アカデミックな資料や論文の参照に留まらず、実際に生きた「出会い」から考え、語りなおすという所作に、著者の生もまた組み込まれた思考の躍動があるように思う。
*1 古怒田さんからの応答で、フーコーは「ユートピア的身体」という議論を呈示していたことを教えて頂いた。
https://twitter.com/ilya_une_trace/status/1203505626942328832
また以下の著作も発行されている。
「ユートピア的身体/ヘテロトピア」ミシェル・フーコー【著】佐藤 嘉幸【訳】水声社(2013)
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784891769802
*この記事は以下から始まる連続ツイートから加筆しました。
https://twitter.com/takayukitoshima/status/1203494064986845184
告知O,1、2人(外島 貴幸+吉田 正幸)のコント 「おれのPC(パーソ
今週28日に、目白のタリオンギャラリーにて、久しぶりにO,1、2人(外島 貴幸+吉田 正幸)のコント
「おれのPC(パーソナル・コレクトネス/ポリティカル・コンピューター)」
を、行います。
現在予約受付中です。直接私にメール等でご連絡いただいても、予約可能です。
上演時間は約45分程度です。また舞台空間の設計上、20人以上になると見づらくなってしまう可能性があるため、ご予約頂けるとありがたいです!追加公演等もありえますが、まだ空いていますので、よろしくお願いします。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
日時:2018年7月28日(土) 14:30開場 15:00開始
定員: 20名(予約制)
入場料:¥1,000
会場:TALION GALLERY 豊島区目白2-2-1 B1
-
「おれのパーソナルなコレクトネスと、おまえのポリティカルなコンピューター。どちらかが勝つのか、それとも負けるのか?」