超短い何か

1
「あっ有名なサインさんがいる!サインさん、サインしてください」
「いいよ」そういってサインさんは色紙に「サイン」と書いた。
「君の名前は?」
「あ、恥ずかしながら僕もサインって言うんですよ」
「だったら自分でサインって書けばいいだろうが!」
サインさんは色紙で僕を張り倒した。
 
2 
「THE☆しこな」というレスラーは、思いっきり相撲取りだった。ただ覆面だけはつけていたので正体はわからなかった。今場所プロレスの試合がある日に限っていつも休場したあの力士じゃないか?等と巷では噂になった。アナウンサーが「しこなさん、四股名はなんですか?」と聞くと、「そんなもんあるわけねえだろ、おれはレスラーなんだよ!」と言ってぶっとばされた。

3
手ぶら怪獣テブラは、いつも手ぶらだった。それを狙って地球防衛隊にいつもボコボコにされていた。
手ぶらのままじゃいかん!と言ってテブラは買い物籠を常に持つようにした。
しかし「買い物籠怪獣テブラだと・・・成立せん!」と言ってまたもや地球防衛隊にボコボコにされたのだった。


こういうのは、もしかしてついったーという新時代を感じさせる、IT革命の最先端の、人々のコミュニケーション形態になんかすごいことを起こすような雰囲気の、なんかそういう感じのでいいような気がしてきた。