ケイト・ボーンスタイン「Hello,creul world」序文

トランスジェンダーのクイア理論家、パフォーマンスアーティストであるケイト・ボーンスタインの「Hello,cruel world」の序文を訳しました。
この本の原題は「Hello,cruel world-101 Alternatives to suicide for teens, freaks,and other outrows」で、日本語にすると「こんにちは、残酷な世界−ティーン、フリークス、アウトロー達のための自殺に代わる101の選択肢」という感じなのでしょうか?
昔から英語は苦手なので、期せずしてところどころ「超訳」になっているかもしれませんが、ご容赦ください(誤訳をご指摘下ると幸いです)。

ケイト・ボーンスタイン”Hello,cruel world”
Introduction
私は、あなたの生存のために、この本を書きました。世界には、もっと優しい人が必要だと思うから。その人が誰であっても、どんな事をしていてもね。私たちは、アウトサイダーアウトロー、フリークス、変態、犯罪者達のおかげで「健全」なのよ。私は、このカテゴリー全てに、見事に落ちる。だからあなたがそれ(訳注・自殺)をしても、しなかったとしても、私には驚くようなことじゃないの。私には自分を殺すたくさんの理由があったし、そのための時間もあった。私は多くの人が非道徳的、違法だと考えることをやって生き続けてきた。私はそういう風に生きてこれて、嬉しいわ。だって、この本を本当に楽しんで書けたのだから。あなたにとっては、それは恐ろしい時間かもしれない。そうだとしたら、私は、あなたの勇気をもう一度自分で奮い起こす助けに私がなることを、願うわ。いつか私達が出会うことがあったら、私に教えて。この本の中で、あなたに何が「効いた」のかって。


原文は、こちら↓
http://www.sevenstories.com/Book/index.cfm?GCOI=58322100601640