高橋永二郎 [Whales第1回公演「名絵画探偵 亜目村ケン episode1]

5月23、24日にブランクラスで開催される、高橋永二郎演出・脚本の
[Whales第1回公演「名絵画探偵 亜目村ケン episode1」]に、出演します。
私は名絵画探偵の役です。皆様、是非お越しください。


Whales 第1回公演
『名絵画探偵 亜目村ケン episode1』
出演:外島貴幸、河口遥、吉田正幸
演出・脚本・あらゆる装置:高橋永二郎
http://blanclass.com/japanese/schedule/20150523/

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タイムマシーンを駆使して、歴史を行き来する自称「名絵画探偵」とは何者なのか?
最小規模のシステムで劇場を構築するSF演劇。


日程:2015年5月23日(土)・24日(日)
開場:19:00 開演:20:00
入場料:2,000円(ワンドリンク)
軽食(無料)もご用意しております。

無条件修復―UNCONDITIONAL RESTORATION

4月25日〜5月23日までミルク倉庫イーストで行われる「無条件修復―UNCONDITIONAL RESTORATION」展に、参加します。

以下
http://milkystorage.tumblr.com/
より引用です。


無条件修復 UNCONDITIONAL RESTORATION Pre-Exhibition

本展は、milkyeast(ミルクイースト)で、2015年9月開催予定『無条件修復―UNCONDITIONAL RESTORATION』のプレ展と位置づけ開催致します。

最初に欠如ありき。想定されるところの「元のもの」に固執し、
今ある「現物」に物理的に介入して上書き更新する作業こそが、〈修復〉行為である。

〈修復〉とは、「これしかない」にもかかわらず、他ならぬ「これ」に
具体的な介入措置を行うという、一つの賭けなのだ。

>> 無条件修復とは

>> チラシPDF

作家:

豊嶋康子|Toyoshima Yasuko
北川裕二[散策研究会]|Kitagawa Yuji
谷口暁彦|Taniguchi Akihiko
永田康祐|Nagata Kosuke
山内崇嗣|Yamauchi Takashi
松村有輝|Matsumura Yuuki
秋本将人|Akimoto Masato
外島貴幸|Toshima Takayuki
中山雄一朗|Nakayama Yuichiro
宮崎直孝|Miyazaki Naotaka
高嶋晋一|Takashima Shinichi
中川周|Nakagawa Shu
篠崎英介|Shinozaki Eisuke
西浜琢磨|Nishihama Takuma
松本直樹|Matsumoto Naoki
瀧口博昭|Takiguchi Hiroaki
坂川弘太|Sakagawa Kota
梶原あずみ|Kajiwara Azumi

期間:2015年4月25日[土]―5月22日[金]
開場時間:水・木 18:00‒21:00|金・土・日・祝日 13:00‒21:00(月・火閉廊)

会場:milkyeast >>地図
104-0033 東京都中央区新川2丁目22-15
[アクセス]
東京メトロ日比谷線、JR京葉線「八丁堀」新川方面B4出口から徒歩3分。A1出口から徒歩6分。
東京メトロ日比谷線東西線茅場町」1番出口から徒歩9分。
https://www.facebook.com/events/907791529277026/

主催/運営:ミルク倉庫
企画/発案:『無条件修復』実行委員会
松本直樹、宮崎直孝、高嶋晋一、西浜琢磨、梶原あずみ、坂川弘太、瀧口博昭、中山雄一朗、篠崎英介、吉田和司(順不同)

お問合せ先:milkyeast8(a)gmail.com(『無条件修復』実行委員会)

[関連イヴェント]

  • レセプション

4.25[土 ] 19:00‒|入場料=1000円

5.2 [土] 、5.9 [土] 18:00‒|入場料=500円(ドリンク付き)

  • ツアー・イヴェント

散策/都市観察『漂流教室霊岸島から埋立地へ』
5.16 [土] 10:00集合|入場料=無料
企画:散策研究会(雨天決行、雨量によっては中止の可能性あり)

※会期中の情報、および、上記イヴェントの出演者や決行状況については、 twitterおよびFacebookにて、随時お知らせ致します。

twitter:
https://twitter.com/milkyeast
Facebook:
https://www.facebook.com/souko.miruku

[告知]石川卓磨キュレーション展「長い夢を見ていたんだ。」

今週の土曜日、12月14日から、1月11日まで、タリオンギャラリーにて石川卓磨キュレーション展「長い夢を見ていたんだ。」に参加します。皆様是非お越しください。私は新メディア(?)に挑戦しています。
http://taliongallery.com/jpn/upcoming/


2013.12.14 - 2014.1.11

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石川卓磨キュレーション展
「長い夢を見ていたんだ。|I've Been Dreaming for a Long Time.」
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オープニング・レセプション 2013.12.14 18:00-20:00

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Artists:
外島貴幸
豊嶋康子
箕輪亜希子
吉田正幸
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Exhibition Statement
「長い夢を見ていたんだ。」は、夢から現実へと移行したことを説明している状態を示しています。場合によっては、受け入れがたい現実を経験したがために「あれは夢だった」と言い聞かせているニュアンスにも捉えられます。 夢とは、必ずしも眠りの中で見る現象に限定されず、多義的な意味合いを持ちますが、現実という言葉もまた曖昧です。 社会学者である大澤真幸は、現代社会にみられる「現実への逃避」という現象を語るにあたって、“究極の「現実」、現実の中の現実ということこそが、最大の虚構であって、そのような「現実」がどこかにあるという想定が、何かに対する、つまり〈現実〉に対する最後の隠蔽ではないのか”と書いています。 そして、シュルレアリストダダイストたちが、この現実を考えるうえで、夢にとり憑かれたのは、当時の政治的状況とも無関係ではありません。長い夢とは現実そのものかもしれないし、目覚めの後にやってくるのが現実とは限りません。この不安定な状態において、いま、作家たちは、そして芸術は、どういう態度、思考、方法を示すのか。その問いを見る場として展覧会を考えています。
                                       石川卓磨

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パフォーマンス+トークイベント

日時  2014年1月11日(土) 19:00-21:00
会場  TALION GALLERY 台東区谷中3-23-9
定員  30名 要予約
    ※定員に達し次第予約を締め切らせていただきます。
入場料 \500
パフォーマンス O, 1、2人(外島貴幸+吉田正幸)
トーク登壇者  外島貴幸
        豊嶋康子
        箕輪亜希子
        吉田正幸
        石川卓磨
予約  件名を「1月11日イベント予約申込」とし、
    1.お名前
    2.電話番号
    3.参加人数
    をご記入の上、info@taliongallery.comまでメールを
    お送りください。折り返し、確認のメールをお送り致します。

『bid』通信販売開始のお知らせ

「bid」、いよいよ通信販売を開始致します!
世界のどこにいても、宅急便が届く範囲でbidが手に入ります!
https://www.facebook.com/bid.novel

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美術家の眞島竜男・外島貴幸による初の小説集!
右から、そして左から。
めくるごとに、アルアル、アルナイ、ナイアル、ナイナイ。

『bid』

著者:眞島竜男・外島貴幸

デザイン:印牧雅子

定価:1000円

p.44 / 210mm × 210mm / 限定300部発行

眞島竜男 小説「マイナー・オフェンダーズ」
( 4コママンガ・グラフィック:外島貴幸)
外島貴幸 小説「株式会社長宗我部コーポレーションの事業開発本部長岸本」
( 4コママンガ・グラフィック:眞島竜男)

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■お申込み方法

ご購入を希望される方は、


(1)希望冊数(2)住所(3)氏名(4)電話番号


ご記入のうえ、以下までメールでご注文ください。


bbbiiiddd13@gmail.com

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■お支払い方法

お支払い方法は、郵便振替口座へのご入金となります。


詳細は、ご注文後、返信メールをご覧下さい。


ご入金確認後、クロネコメール便にて配送致します。


送料は、恐れ入りますがお客様のご負担となります。

1〜2部:80円

3部:160円 です。


※4部 以上のご希望はお問い合わせください。


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著者/デザイナー プロフィール


外島貴幸(としま・たかゆき)
1980 年生まれ。B ゼミLearning System 修了。
笑いを軸に、マンガやテクストなどを用いた探求と実践。
主な作品に『invention のための23 のvariations』(2008)
『頭山変奏曲』(2010)『やさしいウィトゲンシュタイン』(2010)
「O, 一、二人」名義で『1 人称2.0(1.5 人称)』(2013)。


眞島竜男(まじま・たつお)
1970 年生まれ。現代美術作家。
主な作品に『日本近代美術/楽しき国土』(1995)
『カリフォルニア』(1997)、『縮みゆくピザ』(2005)
『憩いの国』(2007)、『鵠沼相撲・京都ボクシング』(2010)
『北京日記』(2010)、『無題(栄光の彼方に)』(1999-2012)。


印牧雅子 
主に身体芸術の分野で企画、編集、本づくりなどを行なう。Body Arts Laboratory(BAL)にてダンスフェスティバルWhenever Wherever Festivalプログラム・コーディネーター。主な編集書『Wake up. Black. Bear. 橋本聡』『セルフ・コーチング・ワークショップ2010』、Web「BAL アーティスツ・クリティーク」。近畿大学国際人文科学研究所四谷アート・ステュディウム研究員。

眞島竜男・外島貴幸「bid」

眞島竜男と外島貴幸がお互いにお題を出し合って製作した、小説+4コマ+グラフィックの二人本「bid」が、いよいよ出版となります。
それを記念して、ブランクラスにて、[眞島竜男・外島貴幸
「bid」出版記念パーティー]を繰り広げます。
今のところ販売予約はできませんが、近日中に、下記フェイスブックページから販売ができるようになります。よろしくお願いします。

『bid』 著者:眞島竜男、外島貴幸(小説・グラフィック)
p. 44 / 210 mm × 210 mm / 1c/1c
発行:bid編集部
発行予定日:2013年9月7日
定価:1,000円

眞島竜男・外島貴幸「bid」出版記念パーティー
http://blanclass.com/japanese/schedule/20130907/

「bid」フェイスブックページ
https://www.facebook.com/pages/bid/215071531982607

[告知]石川卓磨キュレーション展プロローグ Tell all the Truth but it slant

6月8日(土)〜6月22日(土)まで、タリオンギャラリーにて、展示を行います。12月に開催される展覧会の、プロローグ展となっております。皆様、是非お越しください。

2013.6.8 - 2013.6.22

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石川卓磨キュレーション展プロローグ
Tell all the Truth but tell it slant ー真実を語りなさい、しかし斜めに語りなさいー
参加アーティスト:外島貴幸、豊嶋康子、箕輪亜希子、吉田正幸
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オープニングレセプション:2013.6.8 18:00-21:00
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本展覧会は、2013年12月に開催が予定されている、石川卓磨キュレーション展のプロローグとして位置づけられる展示プロジェクトです。この他にも石川キュレーション展の関連企画としては、今年1月よりWeb上で継続的に展開されている、同タイトルのブログによるプロジェクトがあります。 (http://totomiyo.blogspot.jp/2013/01/blog-post.html)
本展では、4名の参加作家それぞれが、テクスト、ドローイング、漫画、パフォーマンスなどジャンルを横断した思考に基づき、鉛筆のみを使って制作するウォール・ドローイングが展示されます。鉛筆は、書く/描くものとして伝統のあるオーソドックな素材ですが、巨大な壁面と空間との不釣り合いな関係によって、ネット空間とは違う形で作家の試みや制作の基本姿勢が反映されるでしょう。また会期中には、造形作家・批評家の岡粼乾二郎氏と、キュレーターの薮前知子氏を招いて、トークイベント「展覧会の想像力」を行います。

http://taliongallery.com/jpn/upcoming/

「モダニズムの論理」2


 懸命な努力によって、謎めいた「他者」の固有言語を組み込むこと。ここでの領有の目的は、他者の美的言語を、故意に搾取することではないだろう(しかしまた、多くの部分が不可解であるような「美的言語」の芸術作品への組み込みによって、自分自身をも困惑させることになるだろう)。こうして見ると、搾取とは、その主な意図が、まさしく知覚の限界を逃れるための企図の、予想外の副作用―無知と無神経さの帰結―である。
 西洋美術のフォーマリズムは、「固有性の占有」*1の、直接的な結果である。なぜならそれは、作品の「内容」が不可解、不明瞭で、無視される(ゆえに形式の特性がのしあがってこれた)唯一の場所だからである。
 この推論は、我々のヒトとしての、最初の認知問題(文化的なコンテクストを措いて、意味を識別すること、そしてただ二次的にだけ形式を識別すること)を、前提としている。形式それ自体は、意味を高め、照らし出すものとしては興味深い。だとしても、それならばアーティストは、最初に異邦人の芸術を見なければならないだろう。そして、形式の特性が、自分達の文化における芸術の、「形式の特性」についての自己認識を高める前に、そもそも彼らが文脈上の意味の把握に失敗しているということを、認めなければならないだろう。そう、例えば、Master of the Osservanza のような芸術家による、空間と構造の処理は、確かに古典的なヒンドゥーの壁画の、空間と構造の処理に似ているという自覚なしに、生じたかもしれない。しかしこの自覚なしには、それが、独特な様式として、意図的に弧絶され、洗練されることはなかったかもしれない。というのは、それを区別し強調するべき特徴の、外部のソースは無かっただろうから。
 美学としてのフォーマリズムは、内容についての、知覚(=認知)の偏りを要求している。そしてこれは、内容が、知覚の侵入、浸透に対して耐え得た(不浸透だった)作品に、以前に遭遇していることを、前提している。すなわち、作品の「内容」からの抽象化を覚えるために、知覚できないものとして、人はそれを以前経験しているのだ。にも関わらず、西洋の科学者たちは、非西洋文化圏のイコノロジーのために、「期待効用最大化」のような説明を構築し企画することで、この経験を回避している。西洋の芸術家の自意識は、形式の占有のなかで、それを抱擁している。
 固有性の占有と西洋のフォーマリズムは、その時、本質的にその自己認識(あるいは自意識)とつながっている。
 自身とまったく違うものとして、異邦人の文化的実践を、認識すること。内容への敬意と共に、理解し難いものとして、認識すること。それは、暗黙のうちに、「一つの文化的実践として」、自らの文化的実践を―自身に課せられた掟と束縛とともに―認識することだ。
 これは単に、自身の文化的実践が、多くの内の一つに過ぎないという自覚である。そして別の文化的実践が認知し難いという認識は、単にそのような「形式の例外」を解釈するために、利用可能な道筋だけをとりつけるという認識である。だから、異なる文化間における、異邦人の形式の意匠を領有することは、自身の主観性を思い出させる。この種の自己意識は、革新(Innovation)の必要条件である。
 占有、フォーマリズム、そして西洋美術の自己認識は、その「社会的内容」を浮き彫りにする機能がある。西欧の美術は、新しく、珍しい、非伝統的な方法を用い、身近にある「社会的な意味をもつ主題」を表現する。そうした方法によって、日常性を超えて付与される意義と、歴史的、文化的なパースペクティブを用い、「社会的内容」に、息吹を吹き込む。まさしく、ダヴィッド、ドラクロワジェリコーゴヤ、あるいはピカソの芸術は、そうした変身体験をさせるために霊感を高め、教育し、行動を起こさせる、形式の内での、身近な「社会的内容」の表現である。ヨーロッパの美術のフォーマリズムは、その社会的内容によって、伝統的に、相互に接続されている。ヨーロッパの美術の挑戦は、「主題の意義」を見る者に復活させるような、表現に富んだ革新的な方法で、形式の意匠を使うからだ。ここでの領有の計画は、本質的である。与えられた主題を異なるように知覚、概念化することの前提条件は、様々な視覚の形式が、実際に違うということにあるからだ。
 これらの視覚形式は、自身の視覚的な文化の伝統から、離れなければならない。彼らに期待される社会的な機能の要求のまま、演じるようになる伝統から。そのため芸術家は、これらの外にある身近な伝統を、意識的に捜し求め、彼らに差異を差し返す。


(訳者後記:ごめんなさい難解になってしまいました。私が読み解けた限りでは、「アプロプリエーション」するときに他者による芸術作品の意味、内容を勝手に理解したつもりになって搾取するのは駄目で(そこで内容の認知を否認するためのものとしてフォーマリズムが共犯者になる)、むしろそこで自分自身の他者性、自文化の相対性を認識し、そして自分たちの身近にある「社会的な内容」を非伝統的な方法を使って表現する(つまりこれは「異化」ということでもあり、そこでフォーマリズムを機能させる)。ということではないかと考えます。誤訳があるようでしたら、ご指摘いただければ幸いです。(というか多分、めっちゃあるような気がします))

*1:*1特色の占有appropriative characterをこれに変えました